hanahana_mako2005-03-27

花材木瓜フリージア
写真の作品は生徒さんのですが、freestyleで自然調に生けてありますね。花器自体が石の様な色と形なので、自然調が似合いますね。落ち着きのある優しさのある作品に仕上がりました。
教える:知る者は好む物にしかず、という。また、好む者は楽しむ者にしかず、という。教えるということは知らせるだけではいけない。楽しませることができなければ、せめて好ませねばならぬ。
指導者は苦心すべきであるー相手の気持ちになるために、相手の心を知るために。
その花がいくらヘタでも、ダメでも、いけてる相手はいろいろのことを考えていけている。考えても何もならないことを考えていけることが多いのだが、一生懸命考えているのだ。
だから指導者はむずかしい。ただいけ直してやればいいのでは絶対にない。
門下の作品によって門下の試験をするのではなく、自分が試験されるのだ。
                         勅使河原蒼風 花伝書 抜粋
久々に初代家元の花伝書に目を通して見ました。今さらに、なお更に、初心に帰らねばと思わされました。